走行距離の少ないクルマを考察
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走行距離の少ないクルマを考察

とある作業依頼です。

 

走行距離の少ない中古車を手に入れたので見て欲しいとの事

 

数点ありましたが

 

その中で 一番気になった所がベルト類の摩耗状態

 

 

要するにこんな感じです。

 

最近のベルトはひび割れっていうより 

 

「すり減る」傾向にあるように思えます。

 

材質の進歩なんでしょうかねぇ 

 

そう言えば ひび割れたベルトをここ数年みていないような気もします。

 

クランクプーリー

オルタネータープーリー

パワステポンププーリー

 

「乗っていないので 鉄で作られた各プーリーが錆だらけになり」

 

「その錆は やすりのようにベルトのゴムを削り取る」

 

という悪循環に陥るのです。

 

普段から乗っていれば「錆る」暇がないので

 

こういった現象は起こりにくいのです。

 

 

 

なので 普段からクルマに乗るだけで

ある程度のメンテナンスにもなっているのです。

 

 

 

錆てしまった以上 基本的にはプーリーは交換なのですが

 

オルタネータ&パワステポンプのプーリーは単体での

 

部品供給はありません。

 

そのもの自体の交換も現実的ではないので

 

 

 

ひたすら磨くのです。

 

磨き後のオルタネータプーリ

 

めちゃしんどい

 

磨いただけでは 即錆びるので

 

塗装をします。

 

普通に缶スプで塗るだけだと エンジンかけた瞬間に

 

塗装なんて飛んでいっちゃうので

 

この超強烈被膜のこいつを使います。

 

ガソリンタンクの内側も塗れるらしい・・シロモノです。

 

手袋&ゴーグル必須です。

 

 

垂れて固まってしまわないように 薄くちょっとずつ塗るんです。

 

地味で気をつかう作業です。

 

完全に乾いたら新品のベルトを組み込んで終わり

 

左が新品ね

 

クランクプーリーは部品供給がありました。スカッとしましたな。

 

 

 

 

 

参考までに 外したクランクプーリーを

 

2週間ほど 屋外に放置してみました

 

ここまで錆が進行しちゃうんですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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